日本南大洋生態系研究プロジェクト Japanese joint Research
on East Antarctic Ecosystem STructure
(JR-EAEST)

プロジェクト紹介

研究概要

私たちは、南極海の海洋生態系の研究を行っています。 地球温暖化は確実に南極海にも迫っており、海洋生態系の変質も始まっています。 しかし、この変質のメカニズムの大部分は不明のままです。 南極海で今何が起こっており、これから何が起こるのかを予測するための研究が急務です。 南極海の生態系は、様々なプロセスを経て、海氷の変動に直接影響を受けます。 海氷のもつ役割は生物にとっても重要です。 我々は、植物・動物プランクトンから魚類、海鳥まで、広く海洋生物を扱うほか、海氷中の生物の多様性、食物網、生物ポンプなど研究対象は多岐にわたります。 研究機関の壁を取っ払い、様々な観測技術を駆使して、研究課題に取り組んでいます。

研究・教育体制

東京海洋大学練習船「海鷹丸」とKaiyodai Antarctic Research Expedition, KARE

大規模かつ長期的な展望に立つこのような研究では、一研究機関ですべてを行うことは不可能です。また、継続性も重要で、常に若い世代に興味を持ってもらい研究を続けていかなくてはなりません。私たちは東京海洋大学と国立極地研究所の海洋生態系研究者を中心とした研究・教育体制を敷いていますが、国内では創価大学、名古屋大学、北海道大学、国外ではタスマニア大学やオーストラリア南極局の研究者と研究・教育両面で強い連携体制を取っています。 この体制により、人、知識、アイデア、観測・分析技術、観測船などを共有することが可能となっています。

私たちは様々な船を観測の基盤(プラットフォーム)として利用しますが、その中心となるのは東京海洋大学練習船「海鷹丸」です。現在はIV世ですが、海鷹丸IIが1956年に初めて南極観測航海を行いまし。海鷹丸の2019年1月に行われる航海が1956年から通して22回目、第22次東京海洋大学「海鷹丸」南極観測航海、英語でThe 22nd Kaiyodai Antarctic Research Expedition、略称でKARE22と呼んでいます。
海鷹丸は国際総トン数3191トン、全長93 mで、船首が強化された耐氷船です。「しらせ」のように海氷域を突き進むわけには行きませんが、「しらせ」には無い観測設備を備え、各種の観測が可能となっています。練習船なので、KAREも水産専攻科学生の実習航海の一部となっており、実習生も海洋観測の大きな力となってくれます。研究者は25名程度まで乗船可能です。

出張講義・サイエンスカフェ等のご案内

2019年3月19日、富山県立氷見高校で出張講演「南極海の生態系:魚はなぜ凍らない!? 凍らないのに コオリウオとは これいかに」を行ってきました。

このように、我々の研究活動や南極海の生物・生態系の不思議について、研究室・大学を出て生徒さんや一般の方々に知っていただく活動を日本全国で行っています。中学校、高校のほか、公民館、あるいはパブ等で一般向けの講演を行うこともあります。人数については5名程度から対応いたします。プロジェクター・PCを用いて進めていきますが、ご準備が難しいときはこちらで用意いたします。時間は通常1~1.5時間ですが、ご要望に応じて数回に渡って行うことも可能です。内容、経費、その他につきましてもご相談ください。

研究内容

ハダカイワシを介した食物網

海氷と南大洋生態系

南大洋の生物ポンプ

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